かまぼこの美味しい切り方は?11ミリで切ると美味しい
どなたもかまぼこを板に乗った状態で包丁で縦に切って、それをお皿に盛り付け、わさびを添えたお醤油につけて食べていらっしゃると思います。
さて、そこで質問が一つ!蒲鉾を切るときのこだわりって何でしょう?
垂直に切るか?それとも、斜めに切るか?
はたまた、切れ味の鋭い包丁に拘るか? 板から底に包丁を入れて、まずはがしてから切るか?いや、包丁を入れて切り込んでから、底に包丁を入れて板から外すか?など、など。
かまぼこ一つ切るにも人それぞれの流儀?があるかもしれませんね。 でも、本当に拘らなければならないかまぼこを美味しく食べる最大のポイントを皆様はご存知でしょうか? それは単純に「厚さ」なのです。
都会の主婦100人に実験としてかまぼこを切ってもらったところ、平均で9.2ミリ。 さすが、品のある見た目に綺麗な厚さでした。 一方、かねまん本舗の女性のベテランスタッフさん7人に切ってもらったら、平均11.4ミリ。 見た目はちょっとぽてっとした感じ。
しかし、この2ミリの差が「おいしさ」に対して「ものすごい違い」を生み出すって知ってましたか?
ホントにものすごい違いがあるのです!
その違いの原因を探るべく測定したのが、噛む筋肉の運動量。 5ミリから15ミリまで、1ミリ刻みで厚さを変えたかまぼこをで調べてみると、5ミリから10ミリまではほとんど運動量が変わらなかったのに、11ミリで急上昇! そしてまた12ミルで下がるという、「やらせじゃないの?」と思うほど、はっきりしたデータが得られました。
圧倒的なぷりぷり感で噛みごたえが楽しめる「11ミリ」が、美味しさの秘訣なのです。
噛めば噛むほど中からうまみ成分が出てきて舌で味わうことができます。
皆さんもかまぼこを切るときには、物差しをご用意ください。
くれぐれも、「厚さは11ミリ!」ということをお忘れなく!
お試しください、9ミリと11ミリの違いを。