赤ちゃんの離乳食としても最適なかまぼこ
成長期に必要な栄養が豊富なかまぼこは、赤ちゃんにも食べさせてあげたい食品です。
栄養の中で特に多いのがタンパク質ですが、9種類の必須アミノ酸のバランスが極めて優れています。
消費量が減っている魚が主原料となりますから、カルシウム不足を解消するためにも役立ちます。
乳幼児の骨や血液を丈夫にさせるために、かまぼこを離乳食にして食べさせることがおすすめです。
赤ちゃんに与えるためには、そのままでは食べにくくなります。
弾力も魅力の一つですが、離乳食にするときには、細かく刻んであげます。食べやすい大きさにした麺類と一緒に煮込んでも、美味しい風味になります。
ホウレンソウなどの野菜も一緒にして添えてあげれば、栄養バランスが良くなります。
かまぼこが離乳食としても適しているわけは、練り物製品となっていることで、消化しやすい食べ物に変わっているためです。
かまぼこの製造過程においては、原料の魚に塩などの調味料を加えて、丹念に練っていきます。
製造の段階で魚のタンパク質がすり潰されて、消化されやすい状態になるわけです。
同時に魚の旨みも十分に引き出せるようになるため、赤ちゃんにとっても美味しく感じられるようになります。
赤ちゃんを丈夫に育てるために、伝統のかまぼこを使うことは理にかなっています。
魚を常食としてきた日本人が昔から培ってきた知恵ですから、現代人が参考にするだけの価値があります。
かまぼこの繊細な旨みを小さいうちから知ってもらうことで、食育のためにもなります。