東京のかまぼこ
はんぺん
東京のはんぺんは、元禄16年(1703年)の江戸時代中期から作られていたそうです。はんぺんは、アオザメ、アカザメなどサメの肉を原料としています。
これをすり身にして、山芋とでん粉などを加え、茹でたものです。
東京では「はんぺん」と言うが、大阪、京都では「しんじょ」と言います。
東京には320年続くはんぺん製造の老舗もあるそうで江戸時代から庶民に愛されてきた江戸・東京の名物の一つです。
東京のはんぺんは「浮きはんぺん」と呼ばれていますが、東海地方で赤身魚で作られる「黒はんぺん」と区別するためだそうです。
あのふかふか感を出すには、山芋を入れ良く摺って気泡を作るのがポイントです。
凄い発明だと思いませんか!
江戸時代の知恵が生んだ伝統の味を今も私たちは楽しむことができます。
浮きはんぺんは柔らかく、タンパク質に富み、呑み込みやすいので介護職としても重宝されているそうです。
まさに「海のマシュマロ」と言った食感ですよね。